ご家族さまへ
受診を迷われているご家族様へ
精神科というと、暗い、閉鎖的なイメージや、周囲からも偏見など、特別なイメージがあってご本人様もご家族様も受診に足が遠のくこともおありかと思います。
しかし、精神科病院は、内科病院や外科病院とかわりはありません。
カゼなどの病気への初期対応が功を奏することは、心の病気でも同様です。
心の病気は進むとますます受診を拒否する心理が強くなる、ということがあります。そのため早めに相談し、ご家族の方が病気について理解を深めるとともに、精神科の治療に安心感を持つことが大切です。次に、ご本人様の辛いこと、困っていることを一緒に解決しようという気持ちで接し、そしてご本人様の悩みを共有しつつ、専門機関に相談に行こうという態度を示すようにしましょう。
ご本人様が信頼している方に、同様の態度を取ってもらうことも、精神科への抵抗を減らすことに役立ちます。そうしたご家族様や周囲の人たちの態度が、ご本人様が治療をしようという意欲に繋がります。
それでもご本人様が受診を拒否されて見えるようでしたら、ご家族様が保健所や市町村に相談されることをお勧めします。
その後、当院の医療相談室へもご相談くださいましたら、初診の際スムーズに受診が可能となります。